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あーちぇりー【アーチェリー/archery】
50音順で一番前に来る*スポーツ**。広辞苑第五版によると、1.洋弓。2.洋弓を用いて行う標的競技。しかし、道具を指しての「アーチェリー一式」というような言い方は、アーチェリーをやっていない人しか使わない。
* 某!オークションサイトで独立したカテゴリになっているもののうち。
** ある筋では、スポーツではないという説もある。(2003年12月3日)


あーちぇりーばいあすろん【アーチェリーバイアスロン】
  1. クロスカントリースキーとアーチェリーを組み合わせた競技。
  2. アーチェリーと短距離走(と化した矢取り)を組み合わせた競技。本来好ましくないと思う。
    えんどらん (2006年4月5日)

あーちぇりーぱらどっくす【アーチェリーパラドックス】
あーちゃーずぱらどっくす (2006年12月21日)

あーちゃー【アーチャー】
協調性がなく、自分勝手で、わがままな人。転じて、アーチェリーをする人(アーチェリーをする人に、こういった特性を持つ人が多いことから)。
※ @-rchery.comの見解をひっくり返してみた。(2003年12月3日)

あーちゃー【アーチャー/Jeffrey Archer】
作家の―。この人の短編は、結果を急ぐ気の短い人にとっては最高のエンターテインメントである。私生活では何かと話題の絶えないおじさんのようである。アーチェリーとは無関係。ただ単にそういう名前なだけである。日本でいえば「射手(いて)」さんとか。(2004年7月30日)

あーちゃーずぱらどっくす【アーチャーズパラドックス/Archer's Paradox】
  1. 矢の蛇行運動のこと。ストリングを片側から開放すると必然的に左右方向のブレが生じ、それが矢をたわませて蛇行運動が起こる。矢がまっすぐ飛び出してくれればまっすぐ飛んでまっすぐ当たるはずなので、的中精度の面では決して好ましいものではないが、これが全く起きない状態ではベインがウィンドウをクリアしてくれないので、起きてくれないと困る。この矛盾からそう呼ばれる。いわば体育会洋弓部におけるOBのような存在である。
  2. アーチャーが根本に抱える、切っても切れない矛盾。例:「リカーブ部門は、コンパウンド部門で使われる滑車やリリーサー等を禁止し弓本来の姿を守ろうとしている一方で、ベアボウ部門では禁止されているスタビライザー等本来の弓にはない装置は許可している。なぜだろう。」(2004年2月9日)

あーちゃん【アーちゃん】
ぷよぷよシリーズの何かに出てくるキャラクター。弓矢を持っており、名前はもちろん「アーチャー」に由来する。Wikipediaの解説によると、「時折、弓の弦が切れて泣き出す」だそう。ケブラーストリングを使っているに違いない。(2006年12月21日)

あーむがーど【アームガード】
押し手の前腕内側に付け、リリース後にストリングハイト位置まで復元したストリングが暴れて腕をヒットするのを防ぐ防具。全てのアーチャーに必要なもの。ただし、日頃から痛みに慣れている人は使わなくてもよい。ストリングが全く腕に当たらない人はフォームを見直した方がよい場合がある。初心者に多い「腕打ち」から腕を保護するものとは全く異なる。(2006年2月28日)

あーるしてい【R指定】
フィールドコースにおいて、ひとつの的で3射がすべてスポットに入ること。フィールド的は5点満点なので、3射で15点満点つまり「15金」となり、音韻から「15禁」を連想させるため。暴力描写の有無とは一切関係ない。ターゲットでは「30金」となり、年齢制限があまりにも高すぎるためか言われない。ちなみにRはRestrictedの頭文字。(2004年10月11日)

あいえるえふ【ILF】
International Limb Fitting(インターナショナル・リム・フィッティング)の略。元々Hoyt社が採用したハンドル・リムの接合方式だが、特許がオープンであったため各社が採用、事実上世界標準の方式となり、現在に至る。しかし、互換性とは名ばかりで、違うメーカーのハンドル・リムを接合するとガタツキが大きく出たり、セッティングの基準位置が分からないなど、色々と問題が起こる。また、それらはすべてアーチャーの自己責任となる。理不尽である。ユニバーサル方式、Hoyt方式等とも。(2006年2月26日)

あうとがわ【アウト側】
ハンドルのウィンドウの、外側。つまり、右射ちの場合は左側。センターショットの調整で矢が向いている方向や、矢が逸れる方向を表すのに使う。単に「右、左」だと、右射ちか左射ちかで逆になってしまいややこしいためだが、「イン、アウト」と言ってもやっぱりややこしい。⇔いんがわ (2006年3月24日)

あうとどあ【アウトドア】
屋外で行われる種目。ターゲットとフィールドに大別される。競技場は隔離された広い土地を必要とするため、都会では場所の確保が難しく、田舎ではアーチェリー人口が少ないために運営が難しい。⇔いんどあ (2004年2月9日)

あかでみっくらうんど【アカデミックラウンド】
通常の的の9点にあたる部分までが黄色、残りが全部赤色というシンプルでド派手な122cm的を70mの距離に配し、黄色に入ったら1点、それ以外は0点というシビアな配点で競われるラウンド。大学生しかやっちゃいけないらしい。(2006年3月27日)

あくしす【アクシス/Axis】
Hoyt社の傑作ダンベル。重量は実に1.5kgを超える。生産終了して何年も経つのに一部のトップアーチャーが愛用していたりする。渋谷アーチェリーが製作した2005年Hoytカタログ(日本語版)の表紙を飾ったのが、アクシスを使うティム・カディヒーである。とっくの昔に生産終了したモデルが表紙?笑うしかない。(2006年12月21日)

あくまのいた【悪魔の板】
クリッカーの別名。使い始めた途端にそれまで美しかったシューティングの流れが全て崩れ、アーチャーは苦悩の道を歩むことになるため。(2006年12月21日)

あさがけ【浅掛け】
フックの指の、ストリングに対する掛かりが浅い状態。フルドロー時のストリングの位置が、中指の第一関節よりも指先側にあれば、間違いなく浅掛けである。やってみると分かるが、この状態では指に不自然に力が入ってしまい、うまくストリングをリリースすることができないため、パラドックスを却って大きくする結果となる。が、トップアーチャーと呼ばれる人たちには結構浅掛けの人がいる。それはつまりこの説が間違っているのか、それとも彼らが一般人に真似できないリリースをしているのか。⇔ふかがけ (2006年3月24日)

あしたか【アシタカ】
映画『もののけ姫』(宮崎駿監督)の主人公。弓矢を得意とするが、何と彼はスイッチアーチャーである。(2006年12月21日)

あしたかのゆみ【アシタカの弓】
アシタカの弓はブータンの民族弓がモデルらしい。場面によって色々な取り掛けの仕方がされているが、矢は基本的に和弓と同じく弓の右側(親指側)に番えられている。それでいて洋弓のように弦の右側から取り掛けているときが多い。なんかおかしくないか?ちなみにブータンの弓は、洋弓と同じように矢を弓の左側(人差し指側)に番え、人差し指・中指・薬指の3本で弦を引くようである。(2006年12月21日)

あたる【当たる?】
最新の弓や、ちょっと変わった弓具を使っていると、知らない人に話し掛けられることが多い。そんな時、決まって「これって、どう?当たる?」と訊かれる。んなこと言われても何て答えればいいんだろう。(2006年3月24日)

あつざぶ【厚ザブ】
スーパーレストに付いてくる2種類の接着スポンジのうち、厚い方。ウィンドウのクリアランスが広すぎてレストのツメが届かない場合などに用いる。しかしせっかく広いクリアランスを狭めるのはいかがなものか。それもこれも、大昔からデザインを一切変えずにスーパーレストを作り続けているHoytの怠慢である。⇔うすざぶ
【参考】→すーぱーれすとざぶとん (2006年9月21日)

あっぱー【アッパー】
スタビライザーの―。ハンドル上部に取り付けるスタビライザー。ちょっと昔は、サイドロッドと同じ長さのダンパー付きロッドを使用することが多かったが、現在では、非常に短いダンパー付きウェイトを使用することが多く、最早「ロッド」ではない。弓の飛び出しが良くなるらしい。(2006年3月24日)

あっぱーりむ【アッパーリム】
上側のリム。下側のリムに比べ、わずかに弱く作られているのがふつう。昔はフェイス側にデザインが入っていてはいけないというルールがあったが、今は大抵ロワーリム同様にメーカー名やモデル名のロゴが入っている。⇔ろわーりむ(2007年1月9日)

あらいんめんと【アラインメント】
りむあらいんめんと (2006年2月26日)

あるこーる【アルコール】
  1. 飲むもの。
  2. 接着面の脱脂、清掃、もしくはアルコールランプの燃料等に用いられる液体。メタノール(メチルアルコール)が入っているため、飲めない。(2006年12月21日)

あるこーるらんぷ【アルコールランプ】
理科の実験で使う、あれ。ホットメルトを使ってポイントを装着したり、抜いたりするのに用いる。カーボンシャフトは熱に弱いので、アルコールランプであってもシャフト自体を直接温めるのはよくない。当然ガスコンロで済まそうなんて思ってはいけない。数百円で買えるので、個人で持っていても便利。一般家庭にあるとインテリアのちょっとしたアクセントにもなる。(2006年3月13日)

あるふぁえすえっくす【α-SX】
ヤマハの、古い初心者練習用の弓。もっと古い競技用弓「YTDU」がベースだが、形状等はまったく同じ。某部にはショッキングピンクのα-SXハンドルがあり、代々目立ちたがりの新人が使用している。(2006年3月24日)

あるふぁべっとばっか【アルファベットばっか】
すうじがない (2006年3月1日)

あるみあろー【アルミアロー】
あるみや (2006年2月26日)

あるみや【アルミ矢】
アルミでできた矢。カーボンが主流になってから、アウトドア競技では初心者の証であるかのようになっている。その理由は、1.カーボンに比べ調整がシビアじゃないから、2.重さ等の特性が正しい射形を身につけるのに適しているから、3.曲がってしまっても直して使えるから、4.安いから、などが言われる。4.は間違い。⇔かーぼんや (2004年2月9日)

あろー【アロー/arrow】
矢。矢のことを日常的にこう呼ぶ人は、実はけっこういる。その場合のアクセントは必ず平板(へいばん)でなければならない。(2004年5月26日)

あろーかったー【アローカッター】
シャフトを正確に切断するための道具。シャフトをカットするグラインダー部分と、長さを均一にするゲージ部分からなる。お店には必ずある。個人で持っている人はアーチェリーマニアを自称できる。(2006年2月28日)

あろーくりあらんす【アロークリアランス】
くりあらんす (2006年3月24日)

あろーそー【アローソー】
あろーかったー (2006年12月21日)

あろーぷらー【アロープラー】
矢が抜きやすいように使うゴム製のグリップ、もしくは単なるゴムシート。専用品は、ただのゴム(のようなもの)の塊が何でそんなにするんだよ、っていうくらい高価。自分で作ろう。(2006年3月2日)

あろーれすと【アローレスト】
れすと (2006年2月26日)

あろーれんぐす【アローレングス】
矢の長さ。一般的には、ポイントの先からノックの溝の底までの長さを言う。矢尺。スパイン計算の時は、ノックの溝の底から、ポイントやインサートを含まないシャフトの端までを指す。インサートが入っている範囲は当然シャフトのスパインどおりにはたわまないため、除外されるのは分かる。けど、ノックの長さを含むと、ノックの種類でだいぶ変わっちゃうんじゃないか?まあ、どちらにしろ誤差だが。(2006年3月1日)

あんかー【アンカー】
引いてきたストリング及び引き手を、顔の一定の位置に付けること。また、その位置。しっかり固定しなければいけないが、そこでシューティングの流れを止めてもいけない。これも一種のアーチャーズ・パラドックスか。(2006年2月26日)

あんかーぱっど【アンカーパッド】
タブに取り付ける小さなプレートで、フックの人差し指の内側にあって、アンカーの手助けをする。センターアンカーの場合は人差し指がアンカーパッドの役割をするため、必要ない。サイトアップを目的として使う人もいるが、どうなんだろう。(2006年3月24日)

あんかりんぐ【アンカリング】
アンカーを付けること。弓道にはない。的中精度に大きく関わる、アーチェリーにおける基本中の基本のひとつであるにもかかわらず、アーチェリーを知らない人の想像から一番抜け落ちている動作。なので、マンガか何かで一見洋弓っぽい弓を引いている人は、みんなアンカーが宙に浮いている。変換したら「安価リング」と出た。はいはい、どーせ安物の指輪ですよ。(2004年5月25日)

あんまーくど【アンマークド】
フィールドコースで、的までの距離が表示されていないポスト。野生の勘が問われる。⇔まーくど (2006年3月19日)


いいおと【良い音】
的上でシャフトやベイン同士が当たって鳴るカシャーンという音。自分の矢同士であれば、グルーピングが良い証拠である。⇔やなおと (2006年12月30日)

いおら【イオラ/EOLLA】
15年間に渡り製造された、ヤマハの超ロングセラー競技用ハンドル。1987年登場。マグネシウムダイキャスト。非常に軽くて扱いやすく、流れるようなデザインも人気の理由か。しかし、その奇抜というより奇怪なカラーセンスは、賛否両論(「否」が多い)であった。しかも2トーンモデルは単色モデルより7,000円(実に14%!)も割高という、ふざけた価格の付け方をしていたという。(2006年2月26日)

いもねじ【イモネジ】
ネジの一種で、「頭」がなく、全体がネジ穴に完全に隠れてしまうタイプのもの。六角穴もしくはマイナスの切れ込みがあり、それぞれ六角レンチ・マイナスドライバーで締める。アーチェリーでは六角穴のものがほとんど。中くらいのものから小さなものまでアーチェリー用品に多用される。小さなものは、レンジで落とすと絶対に見つからないので注意。「イモネジ」という名称は「イモムシ」から来ているという説があるが、普通に「芋」だと思っていた俺。むしねじ。
ほーろーすりわりつきこねじ (2006年4月1日)

いんがわ【イン側】
ハンドルのウィンドウの、内側。つまり、右射ちの場合は右側。センターショットの調整で矢が向いている方向や、矢が逸れる方向を表すのに使う。単に「右、左」だと、右射ちか左射ちかで逆になってしまいややこしいためだが、「イン、アウト」と言ってもやっぱりややこしい。⇔あうとがわ (2006年3月24日)

いんさーと【インサート】
ポイントのうち、シャフトの中に挿入される部分。ここにホットメルトを塗って固定する。(2006年12月21日)

いんち【インチ/inch】
  1. アーチェリーの用具に深く根ざした長さの単位。1インチ=25.4mm。世の中がミリ一色でも、弓具のサイズ、テレビのディスプレイサイズ、自動車等のホイールサイズはずっとインチのままである。あとジーンズのサイズも。しかし、この単位に慣れてくると、日常目にする「2、3センチ程度のもの」が「1インチ程度のもの」に見えてきてしまうので、十分な注意が必要である。
  2. ネジの規格がミリではなくインチであること。また、そのもの。(2006年2月26日)

いんちねじ【インチネジ】
インチ規格のネジ。基本的にユニファイネジのこと。ヤマハが撤退した今、スタビライザーとプランジャーのネジは全てインチだと考えてよい。ただしどちらも細目と呼ばれる24山/inchの規格なので、ホームセンター等ではまず手に入らない。
ゆにふぁいねじ (2006年2月26日)

いんどあ【インドア】
屋内で行われる競技。基本的に冬季しか行われない。冬季はレンジが雪で覆われてしまうため、室内でもできる競技をと、1891年、マサチューセッツ州スプリングフィールドの国際YMCAトレーニングスクールで、ジェームズ・ネイスミス博士によって考案される。というのはバスケットボール誕生の話。アーチェリーでは、18mの距離から40cmの的を射る競技を指す(25mの距離で60cm的を使用する競技もあるが、実施しているのを見たことがない)。たとえ会場がアウトドアであっても、競技形式がこれだったらインドアと呼ばれる。(2004年2月9日)


う゛ぃーばー【Vバー】
ぶいばー (2006年3月1日)

う゛ぃじゅあるけい【ヴィジュアル系】
シューティングフォームや道具など、見た目にこだわること。またその人。当たればいいってもんじゃないぞ。けどアーチェリーに射形点はない。主に特定の音楽ジャンルを指して言う「ヴィジュアル系」とはまったく関連性はない。(2006年2月26日)

うぃんぐ【ウィング】
ハネ、つまりベイン。
べいん (2006年12月31日)

うぃんどう【ウィンドウ】
ハンドル上部の、矢を置くため及びエイミングのスペースを確保するために、えぐれたような形状になっている部分。最近の弓ではウィンドウというよりハンドルのフレームがオフセットされているだけのような気がするが、あくまで名称はウィンドウである。(2006年2月28日)

うぇいてぃんぐらいん【ウェイティングライン】
待つ線。(2006年2月28日)

うぇいと【ウェイト】
スタビライザーの先端もしくはハンドルに直に取り付けるおもり(バランサー)のこと。アーチェリーの会話で、何の修飾もなしに物体の名称として「ウェイト」と言われたら絶対にこれのことなので、「何のウェイト?」とか聞いてはいけない。(2006年3月13日)

う゛ぇいん【ヴェイン】
べいん (2003年12月3日)

うえりむ【上リム】
アッパーリム。こう呼ぶことの方が圧倒的に多いが。
あっぱーりむ (2007年1月9日)

うすざぶ【薄ザブ】
Hoytのスーパーレストに付いてくる2種類の接着スポンジのうち、薄い方。というか単なる両面テープと言った方がいいかもしれない。⇔あつざぶ
【参考】→すーぱーれすとざぶとん (2006年9月21日)

うち【内】
得点帯の色名の前に付けて、的中位置を表す語。「内赤」と言えば赤の内側寄り、つまり8点のこと。最初から「8点」って言った方が効率的だが、日本人らしく遠回しに表現することも時には必要である。⇔そと (2006年3月20日)

うちあげ【射ち上げ】
  1. フィールドコースにおいて、平地の場合よりも高い位置にある的を射つこと。また、その的。平地の場合よりも距離に対するサイト位置が…「下がる」という人と、「上がる」という人がいるんですけど。理論的にはわずかに上がる場合が多い。⇔うちおろし
  2. ターゲットで、低ポンドの弓で長距離を射つ際に、発射角が特に大きくなること。その状態。(2006年2月28日)

うちあげ【打ち上げ】
何か大きなイベントが終了した後に行う宴会・飲み会の類。イベントそのものよりも楽しみにしている人が少なからずいる。(2006年2月28日)

うちおろし【射ち下ろし】
フィールドコースにおいて、平地の場合よりも低い位置にある的を射つこと。また、その的。平地の場合よりも距離に対するサイト位置が…「下がる」という人と、「上がる」という人がいるんですけど。理論的には上がる。⇔うちあげ(2006年2月28日)

うつ【射つ】
弓で矢を飛ばし、的に当てる行為。生粋の専門用語のため、ワープロ等では変換されないことが多い。弓を打ったり、弓を撃ったり、果ては弓を討ったりしている人が結構いるが、間違ってもそんなことをしてはいけない。「射る」(いる)と「撃つ」が混ざってできた語か。「弓を射つ」「矢を射つ」「的を射つ」の全てで使われるため、どれが正しいのか、いまいちはっきりしない。「射る」には、「弓に矢をつがえて放つ」意と、「的に当てる」意があるらしい。じゃあ「弓を射る」とは言わないのか。(2003年12月3日)

うっどぐりっぷ【ウッドグリップ】
そのまんま、木でできたグリップ。以前はカスタムアイテムの定番であったが、ウッドグリップ標準装備率が年々上がってきているようである。リムの芯材が人工素材に移行するのと同時に、グリップは天然素材へ移行しているとは、何とも奇妙な現象である。(2006年3月14日)

うっどこあ【ウッドコア】
天然木でできたリムの芯材。及びそれを使っているリム。フォーム材が流行し、海外メーカーでは、中級〜初心者用リムにしか使わなくなった。安定感・粘り(耐久性)や信頼性ならウッド、矢速・気候による変化のなさや製品の均一性ならフォーム材、というのがもっぱらの評価である。現状唯一の国産リムは11枚プライウッドコア。⇔ふぉーむこあ (2006年3月1日)

うでうち【腕射ち】
初心者が短すぎる矢を使用すると本当に起こる可能性があるため、くれぐれも長めの矢を使わせて、安全管理を心がけよう。(2006年2月28日)

うでうち【腕打ち】
リリースした弦が腕(ヒジ関節に近い二の腕)を強打すること。多くの初心者が通過する儀式。あまりの痛みのためほとんどの人は逃げ腰になり、中にはアーチェリーそのものに恐怖を覚えてしまう人もいる。痛みの恐怖から無意識に腕をストリングから遠ざけようとしてグリップが人差し指側に逃げると、弓にねじり方向の力が加わり、余計に腕打ちが起きやすくなるかもしれない。あからさまにヒジや肩が矢のラインに入っていないのであれば、あとはリリースの問題であることが多いらしい。(2003年12月3日)

うでをかえす【腕を返す】
  1. 腕を横にまっすぐ伸ばした状態で、手首から先を動かさずに肘だけをくるっと回転させること。ヒジを返すと言った方が近い気がする。ちょっと練習すればすぐにできるようになるが、アーチェリー未経験者の前ではちょっとした一発芸にもなる。腕打ちしないのであれば必ずしも必要な動作ではないが、適度に返すのが、押し手の固定の面では理想的。
  2. 相撲で、相手の脇の下に差し入れた腕の肘を上へ上げ、相手にまわしを取らせないようにする。(広辞苑第五版より)
【参考】→くびをかえす 、→てのひらをかえす (2004年5月9日)

うとうなんてかんがえたこともないかんがえているのはえいみんぐとふぉろーするーのことだけだ【「射とう」なんて考えたこともない。考えているのはエイミングとフォロースルーのことだけだ。】
ダレル・ペイスがEOLLAを使っているヤマハのポスターで、ダレルの言葉として書かれているフレーズ。ところで彼はチェストガードをしていない。
【参考】→
ぺいす、→いおら (2006年3月20日)

うまいぼう【うまい棒】
実際はともかく、安くてボリューム感のあるものの代名詞。高価な弓具の値段を、「うまい棒5000本分」などと表現するのに使う。また、貧乏なOBが、たくさん人がいる練習に顔を出すときの差し入れにも最適。(2006年2月26日)


えあぼーる【エアボール】
シュートしたボールが、リングやバックボードにかすりもせずに外れること。フリースローでこれをやると非常に恥ずかしい。アーチェリーは常にフリースローだということをよく覚えておこう。(2004年8月8日)

えいちしゃほうしき【H社方式】
Hoyt社と同じハンドル・リム接合方式。わざわざ伏字にするあたり、本当はHoytが好きなわけじゃないんだよ感が出ている。
あいえるえふ (2006年2月26日)

えいみんぐ【エイミング】
狙うこと。(2006年2月26日)

えいむおふ【エイムオフ】
的の中心以外の場所を狙うこと。また、その状態で射つこと。風が強い日の試合や、フィールドで高低差のある的を射つとき等では有効なテクニックであるが、無意識のうちに狙いを的の中心に修正して射ってしまう人もいるので、その場合は練習が必要。(2006年2月28日)

えーさん【Aさん】
某アーチェリーショップのおじさん。典型的なアーチャーで、とても頼りになるアドバイザーである。(2004年5月26日)

えーしーいー【A/C/E】
Easton社のターゲット競技用カーボンアロー。同社の「X10」と並んで、現状最もシェアが大きいと思われる矢。Aluminium/Carbon/Extremeの頭文字を取っただけ。価格は確かにExtremeである。(2006年2月28日)

えーすぃーいー【A/C/E】
気取っている人や、気取っていなくても某部の部員は、こう呼ぶ。(2006年3月13日)

えくすて【エクステ】
エクステンションの略。
えくすてんしょん (2003年12月3日)

えくすてんしょん【エクステンション】
  1. サイトピンを的方向に持っていくための棒の部分のこと。長ければ長いほどエイミングの精度は向上するが、ブレも大きくなるため、個人の技量に合った長さを選択することが必要。エクステンションを含むサイト部分全体を指すこともある。エクステンションロッド(Mロッド)を指すこともあり、ややこしい。ちなみに、昔はサイトレールがハンドルのフェイス側にあったりした。
  2. 付け毛により、髪を実際より長くする(見せる)こと。(2003年12月3日)

えくすてんしょんろっど【エクステンションロッド】
スタビライザーの―。重量を前方向に置くため、Vバーとハンドルの間に使われる。センタースタビライザーをエクステンド(延長)することから。年々長くなる傾向にある。Mロッド。
えむろっど (2004年5月6日)

えくすてんだー【エクステンダー】
えくすてんしょんろっど (2006年2月26日)

えすえー【SA】
Vバーをエクステンションロッドもしくはハンドルに固定し、なおかつその先にセンタースタビライザーを取り付けられるようにするための特殊ネジ。SAボルト。これのネジを、イン側・アウト側をそれぞれM8(ミリ)・5/16(インチ)、もしくはその逆とかにした特殊版も(探せば)あり、ヤマハ資源を有効活用することができる。SAは「Sentanni Anagaru」の略だと思ったら、そのまま単純に「Stabilizer Attachment」の略だと(情報:nanzan氏)。(2006年3月26日)

えすしーしー【SCC】
SUPER CERAMIC CARBON(スーパーセラミックカーボン)リムの略。が、略してこう呼ぶ人はまずいない。
すーぱーせらみっくかーぼん (2006年2月26日)

えたのーる【エタノール】
エチルアルコール。酒の主成分。(2006年12月21日)

えっくす【X】
的の、10点のさらに内側にある円。この円内に的中した矢はスコアシートに「X」と記される。得点は変わらず10点だが、同点だった場合の順位決定に「X」の数が物を言う。おまけ(X-tra)、どんぴしゃ(X-act)、当たり過ぎ(X-treme)などの意味がある。(2004年2月9日)

えっくすてん【X10】
Easton社のターゲット競技用カーボンアロー。70mに的を絞って開発されたらしい。径が細くて重量が重め、つまり投影断面積が狭くて断面荷重が大きい。風等の外的要因に強い。これはプロセレクトと同じ考えで、プロセレクトが先だそう。(2006年3月3日)

えぬしー【NC】
numerical control(数値制御)の頭文字。この場合はハンドルの製法のひとつで、アルミの塊(鍛造含む)から機械制御の工作機械で削り出す製法を指す。CNC(computer numerical control)とも。一度設備さえ整えてしまえば、細かな仕様変更が比較的容易なため、現在では主流となっている。ハンドルの重量増加という問題がある。⇔ちゅうぞう (2006年3月1日)

えふえっくすきょくせん【f(x)曲線】
リムの、ドローレングスに対するドローウェイトの立ち上がりを表した曲線。引き始めはドローウェイトが急激に立ち上がり、その後なだらかになるのが良いリムとされる。(2006年12月21日)

えふおーしー【FOC】
Front of Centerの頭文字で、矢の重心位置が、長さ方向の中心よりもどれだけポイント側に寄っているかを、矢の長さ全体に対する%で表す。%で言われてもわかりにくい。(2006年2月28日)

えむ【M】
矢が的の得点帯に入らないこと。的から外れた矢はスコアシートに「M」と記入される。これは「Matogai」(的外)の頭文字であったりしないかなあ。(2003年12月3日)

えむしゃ【M射】
えむ (2006年4月1日)

えむる【Mる】
Mを射つ。頻繁に使用される基本用語。しかし「エックスる」とは言わない。(2006年2月26日)

えむろっど【Mロッド】
エクステンションロッドの別名。リック・マッキニー(Rick McKinney)選手が最初に使い始めたことから、マッキニーの頭文字を取ってこう呼ばれるらしい(情報:nanzan氏)。
えくすてんしょんろっど (2006年2月26日)

えらん【エラン/Elan】
  1. ロータスのライトウェイトスポーツの傑作。62年から74年まで作られたらしい。マツダのヒット作、ロードスターの“もと”になった車。
  2. 某弓具メーカー関係者曰く、Hoyt社最後のハンドル。正確には、ホイットおじさんが関わった最後のハンドルらしい。このハンドル以降、Hoyt社のハンドルは精度が落ちたという。(2006年12月21日)

えれべーしょんばー【エレベーションバー】
サイトレールのこと。単にエレベーションとも。
さいとれーる (2006年3月21日)

えんてき【遠的】
弓道で、2種類ある行射距離のうち長い方。60メートル。(2006年2月26日)

えんど【エンド】
試合で、6射を1セットとした単位。立ち。微妙に違う使い方をする場合(1立ち3射で、6射で1エンド等)もあるが、よくわからない。
たち(1)(2006年3月1日)

えんどらん【エンドラン】
ヒットエンドラン(もしくはシュートエンドラン)の略で、射ったらすぐに走って矢取りに行き、走って戻ったらまたすぐ射つという、体育会系の練習・試合のこと。息が上がっていてはまともな射ができないので、体力がないと無理。もちろん野球用語が元だが、ドローイングやリリースと同時に矢取りのスタートを切るのは危険なので、全員が射ち終わるのをしっかり確認してから矢取りに行かなければならない。(2006年3月24日)


おーじー【OG】
女子の卒業生。old girlの略だが、この略し方は日本特有らしい。(2006年12月21日)

おーばー【オーバー】
矢が、的(畳)の上方向に外れること。ホームラン。⇔しょーと (2004年5月6日)

おーびー【OB】
男子の卒業生。old boyの略だが、この略し方は日本特有らしい。腐敗した体育会系のクラブにおいては、目の上のたんこぶ的な存在の場合も多い。(2006年12月21日)

おーびーっぽいうちかた【OBっぽい射ち方】
ブルブル震えて、なかなかクリッカーが切れない射ち方。無様である。OGの場合は、なぜかあまり見られない。(2006年2月26日)

おーぷんすたんす【オープンスタンス】
ストレートスタンスから、的側の足を少し後ろに引いたようなスタンス。広義には、オブリークスタンスも含め、的に対して体を開く(体を的方向に向ける)ようなスタンス全般を指す。国内では広義にしか用いられないようである。単なる流行りでやっている人も多いが、バックテンションを感じやすい、風で体がぶれにくい等の利点がある。オープンスタンスであっても、フルドローの際には上半身は矢筋と同じく的面と垂直にならなければならない。また、腰は足の位置と同じだけ開いた状態であるべきというのが一般論。初心者が腕打ち対策としてオープンスタンスにするのは間違い。⇔すとれーとすたんす(2006年2月28日)

おおまと【大的】
大きい的。122cm的のことを指す場合が多いが、何せファジイな言い方なので場合によって違うときもある。でかまと。(2006年12月21日)

おこさまさいと【お子様サイト】
初心者用の、エクステンションもなく(短く)、微調整もできない簡易サイト。昔、某部において、エクステンションのあるサイトを使い始めることが脱初心者(子供から大人への成長)の最初の証とされていたことから。(2003年12月3日)

おして【押し手】
弓を持って支える方の手。弓を的方向に押すことから。気付かない人が多いが、文中等で「押して」というように「て」がひらがなになっているのは、100%変換ミス、ようするに誤植と見なしてよい。ものすごく多い。(2006年2月26日)

おしで【押し手】
おして (2006年3月16日)

おちない【落ちない】
クリッカーが落ちないこと。押し手が負けて肩が詰まってしまっている場合が多い。久々に射つOB・OGや、試合で緊張して体が硬くなっている人に多く見られる。きれない。(2006年12月21日)

おとがしない【音がしない】
矢を射ったのに、的に当たった音がしないこと。Mの可能性が高い。(2006年2月26日)

おとなさいと【大人サイト】
(お子様サイトに対して)エクステンションのある、競技用サイト。(2003年12月3日)

おぶりーくすたんす【オブリークスタンス】
斜めの(oblique)スタンス。ストレートスタンスから、足と腰が的方向を向くようにそのまま45°前後回転させたようなスタンス。オープンスタンスと似ている。広義にオープンスタンスと言った場合は、オブリークスタンスも含まれる。というか。国内ではオブリークスタンスという名称はあまり使われず、オープンスタンスと区別がない。というか、オブリークスタンスを指してオープンスタンスと呼ぶ場合も多い。
おーぷんすたんす (2006年2月28日)

おもさ【重さ】
弓の話に用いると、重量なのかドローウェイトなのかわからない。(2006年12月21日)

おやのかたき【親の敵】
デンタルフロスでノッキングポイントを作る際に、某部で代々言われていること。緩んだりずれたりせず長持ちするノッキングポイントを作るには、とにかくしっかり巻くことが大事だが、その際「親の敵と思って巻け」と言われたりして。
【参考】→
さいのかわら (2006年3月25日)

おりんぴっくらうんど【オリンピックラウンド】
唯一、見て楽しいアーチェリー。が、アーチャー以外が見てもやっぱり面白くないんじゃないかなあ。基本的にアーチェリーは参加してなんぼである。(2006年2月28日)

おんらいん【オンライン】
得点帯の境界線に矢が触れること。また、その矢。通常ターゲットでは、得点帯を仕切るラインに矢が触れてさえいれば、高い方の得点とされる。これが頻発すると、何だかとても嬉しい。ラインタッチ。(2006年2月26日)

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